Wari Archaeological Complex
Ayacucho, Peru
1550年、年代記作家ペドロ・シエサ・デ・レオンは、ワマンガ市から約25km(15マイル)離れた場所で、これまでに発見されたインカ建造物とは異なる建築様式のいくつかの巨大な構造物を発見したと記しています。彼が記述したのは、先インカ時代(紀元600年から1000年頃)に存在した、最初のパンアンデス国家の首都ワリのことでした。
ワリは先スペイン期の土木技術を用いた都市計画の好例です。約400ヘクタールに及ぶ都市の核心部は最大で約4万人の住民を擁し、海岸と内陸ジャングルへの迅速なアクセスが可能な戦略的な位置にありました。北部と南部の山脈の中間地点に位置し、行政センターや植民地が築かれました。
ワリワリを訪れることで、多層の地下室からなるチェコワシエ地区を探検できます。ここには長方形、円形、四角形の中2階があり、おそらく支配者や貴族の霊廟であったと考えられています。
モラドチャヨク地区からは、ワリから約1500km(932マイル)離れたチチカカ湖流域にある同時代の文化ティアワナクとの密接な交流の証拠が見つかっています。
また、カピリャパタは、長さ最大400メートル(1,312フィート)に達する台形や長方形の構造物が交差する場所で、10メートル(33フィート)以上の石の壁が特徴的です。
最後に、ウショアコト地区では人型の塑像が発掘されており、工房や倉庫のあった地域と考えられています。
ワリは私たちが今なお想像するしかない神秘的な時代の遺産です。戦略家、技術者、職人、祭司の足跡が、その秘密を守る石に刻まれています。
発掘現場 一般情報
- 所在地:アヤクーチョ市からキヌア方面に向かう道沿いに22km(14マイル)
- 気候:乾燥で温暖
- 平均気温:最高平均23℃から28℃(73〜82°F)
- 季節:12月から3月の雨季